平成25年4月19日
穀雨(こくう・田畑には恵みの雨でも)〜松阪浄化センター〜 |
4月20日は二十四節気の穀雨(こくう)です。
田畑への恵みの雨が降る季節、
松阪浄化センター周辺の水田にも水が満ちて、田植えシーズン真っ盛り。
夜には蛙の合唱も聞こえてきます。
しかし、下水処理場にとっては、雨というのは、恵みをもたらすばかりではありません。
下の折れ線グラフは、昨年の4月〜6月の松阪浄化センターへ入ってきた水の量(流入水量)
を、棒グラフは、10o以上のまとまった雨が降った日の降雨量を表しています。
たくさん雨が降ると、流入水量が増えているのが分かります。
特に水色の矢印で示した部分が目に見えて増えているのが分かります。
松阪浄化センターは、汚水と雨水を分けて処理している分流式(ぶんりゅうしき※)の下水
道で、雨水を処理するようにはできていません。
ではなぜ、雨水が入ってくるかというと、
マンホールや配管の隙間から雨水が入ってくるということもありますが、
多くは家庭などの雨水配管を誤って汚水管へ接続してしまっているような状況があるためです。
これを、「誤接続(ごせつぞく)」といいます。
誤接続により、流入水量が増えてしまうと、良好に処理ができなくなるおそれがあります。
また、流入水量が増えることにより、下水道料金が高くなるおそれがあります。
特に、これから下水道を使用いただく予定のみなさまへ、雨樋(あまどい)などからの配管
を下水道へ接続いただかないよう、くれぐれもお願いします。
※ 生活排水などの汚水と雨水を分けて処理する方式の下水道を分流式下水道といいます。
一方、汚水と雨水を一緒に処理する下水道を合流式(ごうりゅうしき)下水道といいます。