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平成25年11月7日

立冬(りっとう・冬のはじまり)

〜松阪浄化センター〜

  

11月7日は二十四節気の立冬(りっとう)です。

立冬とは、冬のはじまりという意味です。

 松阪浄化センターでは、冬のはじまりに咲く花、山茶花(さざんか)のつぼみが膨らんできました。今年は例年よりも暖かいのもあって、開花が遅れているようです。

 

 下水処理場でもそろそろ冬支度。

水をきれいにする微生物は、2535℃くらいの水温で活発になるものが多いと言われていますが、この最適な水温よりも低くなってしまうのがちょうどこの時期です。下の表からは、11月以降は生物反応槽(微生物の働きで水をきれいにする所)の水温が25℃を下回っているのが分かりますね。

 

 表 松阪浄化センターの生物反応槽の月平均水温(平成24年度)

単位:℃  

 

水温が低くなると、微生物が汚れを食べる速度が遅くなります。水がきれいになりにくくなるということですね。

そこで冬場はどうするかというと、生物反応槽の中の微生物の量を増やします。遅くなった処理速度を微生物の量でカバーするというわけです。ただ、増やしすぎも良くないので、最適な微生物の量を調整する必要があります。

 

下水がきれいになるかどうかは、微生物の頑張り次第です。「立冬」のような季節の変わり目に当たる時期は、ちゃんと微生物が働いてくれるよう、特に注意して管理する必要があります。

 

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